⚠ 糖類ががん細胞の“エサ”になる理由:
・糖類(砂糖・炭水化物など)を摂ると血糖値が上がる
→ インスリンというホルモンが大量に分泌される
→ インスリンは「細胞を増殖させる作用」があり、
→ がん細胞の成長も助けてしまう可能性がある
・特にがん細胞は「ワールブルグ効果」という代謝特性を持つ
→ 通常はミトコンドリアでエネルギーを作るが、
→ がん細胞は酸素があってもブドウ糖を大量に消費し、乳酸を作る
→ この過程でどんどん増殖する
🚫【がんや脂質異常を招く、注意すべき糖類】
① 加糖(果糖・フルクトース)
・甘味飲料(フルーツジュース、野菜ジュース、炭酸飲料)に多く含まれる
・中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールを上昇させる
・がんの増殖を助けることが研究で示されている
・例:100%果汁ジュースを1日250ml飲むとがんリスクが31%上昇(2023年のメタ解析)
・固形の果物(りんご、みかんなど)は繊維質や抗酸化物質があり、むしろがん予防効果があるとされている
② ブドウ糖(グルコース)
・「糖類」の一種で、白米・パン・じゃがいも・小麦粉などの主食にも含まれる
・ガムシロップやジュース、砂糖菓子にも「ブドウ糖果糖液糖」として大量に使われる
・すぐに体に吸収され血糖値を急上昇させる
・→ インスリン急増 → 細胞増殖刺激(がんの増殖促進)
・→ コレステロール増加・糖尿病の原因にも
③ コーンシロップ(異性化液糖)
・トウモロコシから作られた甘味料。清涼飲料水やお菓子に多い
・アメリカでは砂糖の代替品として一般的
・コーラ、エナジードリンク、チョコ、ヨーグルト、加工肉など広く含有
・研究結果(2023年)では、清涼飲料水を1日1本以上飲む人は、肝臓がんの発生率が有意に高い
・コーラ500mlには糖質56.5g → 日本の1日推奨量(25g)の2倍以上
✅【体に良い糖類:がんや脂質異常を防ぐ】
① オリゴ糖
・小腸で吸収されず、大腸まで届き善玉菌を増やす
・腸内環境が整い、便通改善、炎症抑制、腸がん予防に効果
・大豆、玉ねぎ、ごぼう、バナナなどに含まれる
・市販のサプリ・シロップでも摂取可能(1日2~10gが目安)
・急に摂るとガス・腹痛を起こすことがあるので少量から開始が◎
② はちみつ(適量なら有効)
・自然由来でポリフェノールや抗酸化成分を含む
・適量摂取で、悪玉コレステロールの低下、善玉コレステロールの上昇が期待
・肝臓がんの抑制効果も一部研究で報告あり
・ただし、1日大さじ1〜2杯までが上限。摂りすぎ注意
🧘♀️【実践アドバイス】
・スーパーで売られている多くの加工食品や飲料に**「糖類」「果糖」「異性化液糖」**が含まれている
→ 裏面の成分表示をチェックする習慣をつけよう
・「甘いものを一切やめる」必要はなし。
→ 液体や加工食品由来の糖類を減らし、自然な形で摂ることがポイント
・甘味が欲しい時は:
→ はちみつ、果物(固形)、オリゴ糖を活用してみる