危険な市販味噌の見分け方と健康リスク

2025年05月03日 17:11

◆1. 味噌は健康食だが“選び方”が重要
・味噌は日本の伝統的な発酵食品で、健康効果も多く報告されている(高血圧予防・悪玉コレステロール低下・血糖値の安定など)。

・しかし、市販の安価な味噌の中には“本物の味噌”とは言えない、粗悪なものが多く出回っている。

◆2. 安価な味噌に潜む“危険”
・スーパーで安く売られている味噌の多くは、本来1年以上かけて熟成させる工程を省き、「即席醸造(即成法)」という人工的な手法で短期間で作られている。

・この製法では深い旨味が育たないため、うま味調味料(アミノ酸等)などの添加物で味を補っている。

◆3. 添加物のリスク
・調味料(アミノ酸等)は長期摂取で肝臓がんや大腸がんのリスクを高めるという研究もある。

・味覚が鈍る、頭痛やしびれなどの「MSG症候群」と呼ばれる症状の原因になることも。

・ほとんどの加工食品にも含まれており、知らずに毎日摂取している可能性が高い。

◆4. 原材料にも注意(遺伝子組み換え大豆・農薬)
・日本で流通する大豆のほとんどは輸入品(主にアメリカ産)で、その多くが遺伝子組み換え。

・表示義務の規定(5%以下は表示義務なし)により、「非表示のまま」遺伝子組み換え成分が混入している場合もある。

・また、輸入大豆には出荷後に農薬を散布する「ポストハーベスト農薬」のリスクも。

◆5. 本物の味噌を選ぶポイント
 1.「天然醸造」「本醸造」と表記されたものを選ぶ
 → 長期熟成された本物の味噌の証

 2.原材料が「大豆・米麹・麦麹・塩」だけのものを選ぶ
 → 添加物・保存料が含まれていない

・さらに安全性を重視するなら「国産大豆100%使用」の表記があるものが理想。

・安価な味噌には安価な理由がある。「毎日食べるもの」だからこそ、数百円の差で健康リスクを避けられるなら、投資の価値あり。

◆6. 味噌の健康効果(※本物の場合)
・血圧を下げる成分(イソフラボン・ペプチド)が豊富。

・悪玉コレステロールの抑制効果(味噌ペプチド・レシチンなど)。

・血糖値の急上昇を防ぐ(サポニンの働き)。

・がん予防効果(乳がん・大腸がん・胃がんなど)。

・毎日1杯の味噌汁で「血管年齢が10歳若返った」研究報告も。

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