痛みがある時、
安静は本当に正しいのか?
●急性のケガ(捻挫、ぎっくり腰など)は、
初期に安静が必要。
動くと悪化することも。
●しかし、慢性痛
(腰痛、膝痛、肩こりなど)には、
安静よりも運動が有効な場合が多い。
●最新研究
(2024年・サンアントニオ
乳がんシンポジウム)によると:
●運動を続けた患者は、
痛み・疲労・息切れなどが改善。
●特に「運動誘発性鎮痛」と呼ばれる、
運動による自然な鎮痛効果が大きい。
痛みをやわらげる
運動のメカニズム(3つの主な効果)
1.中枢神経系への作用
●運動後に「内因性オピオイド」や
「セロトニン」
「エンドカンナビノイド」など、
脳内で鎮痛物質が増える。
2.免疫系の働き
●運動で免疫細胞
(ミクログリア・アストロサイト)
が炎症を抑える方向に働く。
3.神経細胞への直接作用
●傷ついた神経が再生時にできる
「スプラウティング
(過敏な神経突起の発生)」が、
運動によって抑制される。
●運動でホルモンバランスが変わり、
レプチン減少・アディポネクチン増加
→ 痛みを感じにくく。
●肥満状態は慢性痛を悪化させるため、
体重管理も重要。
●慢性痛がある人ほど、
適度な運動が必要。
●運動によって、体が自然に
「痛みを改善しようとする」
メカニズムが働く。
●ただし、
無理な運動は逆効果なので、
痛みの程度に応じた調整が必要。
少しの痛みがある時でも、
可能な範囲で体を動かすことが、
結果的に痛みの改善につながる。
慢性的な痛みを抱えている人は
“運動するべきでは?”と
一度立ち止まって考えてみてください。