腎臓で作られた尿が通る
「尿路(腎臓→尿管→膀胱→尿道)」
に石ができる病気です。
石が腎臓にあるだけなら痛みがない
ことも多いですが、
石が尿管に詰まると
激しい痛みが起こります。
石が尿管をふさいで尿が
流れなくなると、
腎臓に尿がたまって
内部の圧力が上がります。
この圧力が、腰・背中・脇腹などに
起こる激痛の主な原因です。
血尿が出ることもあります。
夏は汗をかいて体内の水分が
減るため、尿の量が少なくなり、
尿が濃くなります。
尿が濃くなると、
尿に溶けているカルシウムや
シュウ酸などが結晶化し、
石ができやすくなります。
特に睡眠中は水分を取れないため、
朝の尿は濃くなりやすいです。
肉類などの動物性たんぱく質や
脂肪の多い食生活、
肥満などは結石のリスクを
高めるとされています。
尿路結石は、
生活習慣と関係する病気
の一つと考えられています。
●水分をしっかり取る
水や無糖のお茶などを飲み、
尿が濃くなりすぎないようにする。
●カルシウムを極端に制限しない
カルシウムは腸内でシュウ酸と
結びつき、シュウ酸が体内に
吸収されるのを抑える働きがあります。
牛乳・ヨーグルト・小魚など、
食事から適量を取ることが大切です。
●甘い飲み物を飲みすぎない
糖分の多い飲料は結石のリスクを
高める可能性があります。
●ビタミンCのサプリを大量に取らない
大量摂取すると、体内でシュウ酸が
増える可能性があります。
●ビールで石を流そうとしない
一時的に尿量が増えても、
アルコールによる脱水や
尿酸の増加につながるため、
予防目的には適しません。
●シュウ酸の多い食品は調理を工夫する
ほうれん草などは、
茹でることでシュウ酸を減らせます。
また、カルシウムを含む食品と
一緒に食べるのもポイントです。
●レモンなどに含まれるクエン酸も役立つ
クエン酸はカルシウムと結晶を
作りにくくする働きがあります。
「尿路結石=カルシウムを減らせばいい」
ではありません。
むしろ、
水分をしっかり取る +
食事から適量のカルシウムを取る +
甘い飲料や塩分を控える
また、尿路結石は一度できると
再発しやすい病気なので、
「石が出たから終わり」ではなく、
その後の生活習慣を見直すことが
重要です。