① 出せないパターン
(老廃物や水分が排出されない)
●原因:腎臓のろ過機能が低下し、
体内に不要な物質や水分が蓄積。
●主な症状:
●疲れやすい(体内に毒素がたまる)
●吐き気(尿毒症の初期症状)
●むくみ(水分が体にたまる)
●対象者:eGFR(腎機能の指標)が
30以下〜15前後の人
(かなり進行した腎不全)。
●注意点:
こうした症状は重症期に
現れることが多く、軽症では他の病気
(例:甲状腺疾患)の可能性も
考える必要があります。
② 出ていってしまうパターン
(必要な物質が尿に漏れる)
●原因:腎臓のフィルターが壊れ、
タンパク質などの重要な成分が
尿中に漏れ出す。
●主な症状:
●尿の泡立ち(タンパク尿)
●むくみ(血中タンパク低下により、
血管外に水分が漏れ出す)
●対象者:eGFRが正常でも発症しうる
(比較的軽症でも見つかる)。
●対応法:気になる場合は
市販の尿試験紙でセルフチェックも可能。
特に尿の泡立ちが長く続くときは
検査を推奨。
③ 調整できないパターン
(腎臓のホルモン機能異常)
●原因:腎臓が分泌・
活性化するホルモン機能の障害。
●主な症状(長期間で進行):
●貧血(造血ホルモン
〈エリスロポエチン〉が不足)
●高血圧
(塩分・水分の調節がうまくいかない)
●骨がもろくなる
(ビタミンDの活性化障害による
カルシウム代謝異常)
●特徴:数年単位で進行するため、
早期発見と予防が極めて重要。
④ その他
(腎臓以外の構造に由来する問題)
●例:尿管結石による背中や脇腹の痛み
●腎臓そのものが痛むのではなく、
尿の流れが詰まり腎臓が
腫れることで痛みが出ます。
●対処:超音波検査(エコー)で確認可能。
● 腎臓病の最大の症状は「無症状」
腎臓病は初期には症状が
まったく現れません。
そのため、健康診断で「
クレアチニンが高い」「eGFRが低い」
と指摘された場合、
自覚症状がなくても精密検査が必要です。
腎臓病はしばしば、以下のような
他の病気の結果として発症します:
●高血圧
●糖尿病
●自己免疫疾患
(例:IgA腎症、ループス腎炎 など)
したがって、腎臓だけでなく、
原因疾患の症状・検査にも
注意を払う必要があります。
腎機能が低下すると、
以下のように全身に影響を及ぼします:
●貧血 → 心臓に負担
→ 心不全のリスク増加
●骨がもろくなる
→ 骨折・骨粗鬆症の危険性
●血圧異常
→ 脳卒中・心筋梗塞のリスク上昇
●腎臓病の症状は、
以下の4つのパターンで整理できます:
1.老廃物や水分が出せない
2.タンパク質などが出ていってしまう
3.ホルモンなどの調整ができない
4.その他(周辺の構造による影響)
●初期は無症状のため、
健康診断の数値に注目し、
症状がなくても油断しない。
●軽症でも見逃さず、
定期的な検査と生活習慣の
見直しが重要。
●症状が出てからでは
手遅れになる可能性もあるため、
早期発見・早期対応が鍵です。