私たちの身近にある食品に潜む重大なリスク

2025年05月18日 12:13

1. 中国産ベーコンの問題
概要
中国では「アフリカ豚熱」によって死亡した豚の肉が、適切な処理をされないまま、ベーコンなどの加工食品として流通している実態が指摘されています。

背景
・アフリカ豚熱は、治療法が存在しない、致死率の高い豚の感染症です。

・中国では、家畜が病気で死んでも十分な補償制度が整備されておらず、農家は病死豚を不法に処理(例:山に遺棄)することが多く見られます。

輸出の実態
・2015年には、病死した豚を使ったベーコンが国外に出回っていた事例が摘発されました。

・検疫官に賄賂を渡して検査を通過させるといった不正も確認されています。

健康リスク
・病原体や毒素が加工後も残存する可能性があり、体内に取り込むリスクがある。

・加工肉(ベーコン・ハムなど)自体も発がん性があると、WHOは大腸がんとの関連性を指摘しています。

2. 中国産の“偽物蜂蜜”の実態
偽蜂蜜の3タイプ

*加糖蜂蜜  特徴:水飴などでかさ増し    健康影響 :急激な血糖値上昇、不健康
*精製蜂蜜  特徴:花粉や酵素を除去し見た目を整える   健康影響 :栄養価が極めて乏しい
*加熱蜂蜜  特徴:加熱による保存性向上    健康影響 :酵素・ビタミンが破壊されている

問題点
・「純粋蜂蜜」と記載されていても実は偽物であるケースが多く、特に中国産の安価な蜂蜜には注意が必要です。

・栄養を摂取する目的が、逆に糖分過剰や体調悪化につながるリスクに。

見分け方のポイント
・異常に安い価格の商品には注意。

・成分表示に「水飴」「添加物」があれば避ける。

・本物の蜂蜜は濁りや結晶化があるなど、むしろ自然な見た目。

3. 中国産冷凍魚介(アサリ・エビなど)の危険性
アサリの問題:「ヘドロアサリ」
・下水や工業排水で汚染された水域で養殖されているケースがある。

健康リスク
・有害な化学物質・抗生物質・マイクロプラスチックが体内に蓄積。

・表面を高温処理しても、内部の有害成分までは除去できない。

・輸出時に適切な温度管理がされず、腐敗した状態で出荷されることも。

冷凍エビの問題
養殖環境の問題点
・中国ではエビの成長促進のために、

 ・合成アスタキサンチン(石油由来)

 ・抗生物質・化学肥料が多用されている。美しいオレンジ色も人工的に作られたもの。

健康リスク
・合成アスタキサンチンには抗酸化作用がなく、体に悪影響を及ぼす可能性。

・抗生物質が腸内環境を乱し、善玉菌を破壊。

・化学肥料由来の成分(成長ホルモンなど)が体内に悪影響を与える可能性。

🟠 総括:私たちにできる対策
「安さ」や「見た目の良さ」だけで食品を選ぶのは非常に危険です。以下の習慣を身につけましょう:

・原産地表示を確認する

・成分表を読む習慣をつける:「水飴」「人工着色料」「○○添加」などは避ける

・「天然」「純粋」などの表記に惑わされず、価格が異常に安い商品は疑う

・国産や信頼できる輸入品(欧州・北米など)を選ぶ

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