■憩室(けいしつ)とは?
・大腸の壁の弱い部分から 内側の粘膜が外へ飛び出してできる袋状の構造 のこと。
・あっても 多くは無症状。
・日本人では特に S状結腸(左下腹部) に多い。
■憩室炎とは?
・憩室に 便・細菌が入り込み炎症を起こした状態。
・主な症状は
・左下腹部の痛み
・発熱
・痛みは軽いものから「歩けないほど」強くなる場合まで幅広い。
・重症化すると 腸に穴が開き、お腹の中に炎症が広がり手術が必要。命に関わることも。
■原因
・腸内圧の上昇(便秘・ガス)
・加齢:腸の筋肉が弱くなる
・食物繊維不足(現代食)
・腸内細菌のバランス悪化(善玉菌減少)
・水分不足
・運動不足・加工食品・ストレス
・日本では右側型も多いが、加齢とともに左側型が増える。
■近年の増加
・1970年代:憩室保有率 10%未満
・現在:40%程度
→ 食生活の変化・便秘の増加が原因と考えられる。
■憩室炎の症状
・左下腹部痛が最も多い
・発熱
・右側の憩室炎は 虫垂炎(盲腸)と非常に似ており、鑑別が難しい。
■胃腸炎との違い
・胃腸炎 → お腹全体が痛い
・憩室炎 → 特定の場所(左下 or 右下)が局所的に痛い
・発熱を伴う腹痛は病院受診を推奨。
■受診のタイミング
・腹痛 + 発熱が出たら受診
・CT 検査をすると、憩室炎と虫垂炎の区別が比較的容易。
■治療
・初期:抗生物質 で炎症を抑える
・重症(穿孔・膿瘍):緊急手術が必要
■予防
・便秘を防ぐことが何より大事
・食物繊維を取る
・水分補給
・運動
・ストレス管理
・腸内環境を整える生活習慣が重要。
◆最重要ポイント(3つ)
・憩室炎の主な原因は便秘や腸圧が高まること
・中高年に多く、加齢・腸内環境の悪化が関係
・痛みは部分的(左下腹部が多い)で、発熱を伴うことも