幸せホルモン「オキシトシン」の正体
■ スキンシップは「気持ち」
だけでなく体にも影響する
パートナーと手を
つなぐ・ハグするなどの
スキンシップは愛情表現として
捉えられがちですが
実は生物学的にも
重要な意味があります。
近年の研究により、
免疫機能や血圧など
身体の健康にも
影響することが分かっています。
■ カギになるのは
「オキシトシン」
スキンシップによって
分泌されるのが
「オキシトシン」という
ホルモンです。
●脳で作られ分泌される
●もともとは出産・
授乳に関わるホルモン
として知られていた
●現在は以下の働きがあると判明
●社会的な絆を強める
●ストレスを抑える
●免疫や血管機能の調整
■ 触れることでオキシトシンが
増える仕組み
皮膚には「心地よい触覚」を
感じる神経(CT線維)があり、
ゆっくり優しく撫でるような
接触で活性化します。
その刺激が脳に伝わり、
オキシトシンが分泌されます。
① 血圧・ストレスの低下
●ハグや手をつなぐ頻度が
高い人ほど
●オキシトシン濃度が高い
●血圧や心拍数が低い
●ストレス時の血圧上昇も
抑えられる
② 関係性の質と相互作用
●恋人がいる人の方が
オキシトシンが高い
●愛情表現が多いほど
さらに増える
👉 スキンシップとオキシトシンは
「相互に高め合う関係」
③ ストレス軽減(コロナ禍の研究)
●スキンシップがある時間帯は
●オキシトシン↑
●ストレスホルモン
(コルチゾール)↓
① 感染症リスクの低下
●ストレスが多い人は
感染しやすい
●しかしハグが多い人は
その影響を受けにくい
●仮に感染しても症状が
軽い傾向
② 仕組み
オキシトシンは:
●ストレスホルモン
(コルチゾール)を抑える
●免疫細胞(NK細胞など)
の働きを保つ
●炎症を過剰にしないよう
調整する
👉 免疫バランスを整える
③ 傷の治りにも影響
●夫婦が対立的な会話をした場合
→ 傷の治りが遅くなる
●良好な関係
→ 治りが早い
👉 心理状態が身体の回復に直結
慢性的な不仲は:
●感染症リスク上昇
●心血管疾患リスク上昇
●がんの経過悪化
●死亡率上昇
👉 心と体は強く結びついている
●1回のハグより
「日常的な接触」が重要
●例:
●帰宅時にハグ
●一緒にいる時に手をつなぐ
さらに重要なのは:
●良好な関係性
●感謝や思いやり
●対立を減らすこと
👉 スキンシップは「関係の質」が
あってこそ効果が出る
●家族
●友人
●ペット
👉 「安心できるつながり」が
あれば同様の効果がある
スキンシップは単なる
愛情表現ではなく、
●ストレスを減らし
●免疫を整え
●健康を支える
「科学的に重要な行動」
日常の中で、安心できる人との
触れ合いを持つことが、
心身の健康の土台になる。