① 問題提起:若年層の血糖値異常が増加
・20〜30代でも健康診断で血糖異常が目立つ
・若いのに「糖尿病予備群(前糖尿病)」が増えている
・背景要因として注目されているのが 超加工食品の摂取増加
② 超加工食品とは何か
家庭料理の範囲を超えて、工業的に加工された食品
・スナック菓子
・ファーストフード
・清涼飲料水
・インスタント食品
・菓子パン・冷凍食品
・ソーセージ・ハムなどの加工肉
特徴
・味が濃い・便利
・高カロリー
・食物繊維が少ない
→ 食べ過ぎやすい
③ 研究の概要(アメリカの疫学研究)
対象
・17〜22歳の若年成人 85人
・過去に肥満・体重過多と診断された人
調査方法
・2014〜2018年:初回検査
・2020〜2022年:4年後に再検査
・内容
・平日・休日の食事内容申告
・超加工食品の摂取割合を算出
・ブドウ糖負荷試験(血糖・インスリン反応)
④ 研究結果の重要ポイント(2点)
ポイント①:超加工食品が増えると前糖尿病が急増
・超加工食品の割合が 10%増えるごとに
→ 前糖尿病のリスクが約1.5倍(51%増)
・逆に
→ 摂取を減らすことでリスク低下の可能性
ポイント②:食後高血糖・インスリン抵抗性が悪化
・超加工食品が10%増える
→ 食後血糖異常のリスクが 約2.6倍
・インスリンを大量に出さないと血糖を処理できなくなる
・インスリン抵抗性が進行
→ 糖尿病へ進む典型的なプロセス
⑤ 前糖尿病の怖さと希望
・自覚症状はほぼない
・放置すると
・約5〜10%が糖尿病へ進行
・しかし
・約25%は生活改善で正常値に戻れる
👉 早い段階での対策が非常に重要
⑥ 年齢に関係ない問題
・若者だけでなく中高年・高齢者にも当てはまる
・痩せていてもリスクはある
・若い頃に身についた食習慣は将来まで続きやすい
⑦ 予防のメッセージ(まとめ)
・超加工食品は便利だが「影の部分」がある
・血糖値が少し高い段階で
・超加工食品を減らす
・野菜・果物・穀物中心の食事へ置き換える
・食事+運動を組み合わせることで
→ 将来の糖尿病リスクは大きく下げられる
一言まとめ
「若いうちの食習慣が、将来の糖尿病リスクを決める。超加工食品を減らすだけでも、大きな予防効果がある。」