「よく噛む(咀嚼する)ことが、寿命・がん・認知症を予防する理由」

2026年01月09日 16:16
カテゴリ: 栄養・食生活

結論

・よく噛むことは、寿命を延ばし、がん・認知症・生活習慣病のリスクを下げる

・消化・栄養吸収・脳機能・感情の安定・口腔機能の維持に大きく関係する

・年齢に関係なく、今日から意識する価値がある習慣

① よく噛むと寿命が延びる理由
1. 消化・栄養吸収が良くなる

 ・噛むことで食べ物が細かくなり、消化酵素とよく混ざる

 ・栄養を「食べているのに吸収できていない」状態を防げる

 ・栄養不足 → 筋肉量低下 → 体力低下 → 寿命短縮、という流れを防ぐ

2. 嚥下(飲み込む力)を保てる

 ・咀嚼力を保つことで、誤嚥(食べ物が肺に入る)を防止

 ・誤嚥性肺炎の予防につながる

3. 口腔機能低下(オーラルフレイル)を防ぐ

 ・噛めなくなると、柔らかい炭水化物中心の食事になる

 ・その結果

  ・タンパク質不足

  ・筋肉量低下

  ・歩行機能低下

 ・糖尿病・高血圧など生活習慣病

 ・よく噛むことは、全身の健康の入口

② がん予防につながる理由
1. 唾液の力

 ・よく噛むと唾液量は最大10倍に増える

 ・唾液には

  ・発がん物質の無毒化

  ・活性酸素(酸化ストレス)の除去
   を助ける酵素が含まれる

2. 食道がん・胃がんの予防

 ・食べ物を唾液とよく混ぜることで
  → 口・食道・胃に入る前に毒性を弱める

3. 間接的ながん予防

 ・噛める → 食事のバランスが保たれる

 ・肥満・インスリン抵抗性・慢性炎症を防ぐ
  → がんが育ちにくい体内環境になる

③ 認知症予防になる理由
1. 脳の血流が増える

 ・咀嚼により前頭葉(思考・判断・記憶)の血流が増加

 ・注意力・記憶力・遂行機能が活性化

2. 研究データ

 ・東北大学の約9年間・約3万8000人の追跡研究
  → 咀嚼力が低い人は認知症リスクが約1.11倍

3. 神経の柔軟性(神経可塑性)を保つ

 ・脳は何歳になっても新しい回路を作れる

 ・よく噛むことが、その能力を保つ刺激になる

④ 歯周病予防 → がん・認知症予防

 ・唾液が増えることで歯周病を抑制

 ・歯周病は

  ・がん

  ・認知症
   のリスクを高めることが分かっている

⑤ 入れ歯について

 ・歯が抜けたままより、入れ歯を使って噛んだ方が健康に良い

 ・認知機能・がん予防にもプラス
  ※ ただし、合わない入れ歯で無理に噛まないこと

⑥ 感情・ストレスへの効果

 ・よく噛む → 副交感神経が優位

 ・ストレスホルモン(コルチゾール)低下

 ・感情が安定し、心の健康にも良い
  → これは寿命・がん予防にも直結

実践ポイント

 ・一口30回、または30秒を目安に噛む

 ・唾液としっかり混ぜてから飲み込む

 ・急いでいる時ほど、意識してゆっくり食べる

まとめ

・よく噛むことは
 寿命を延ばし、がん・認知症・生活習慣病を防ぎ、心も安定させる

・年齢に関係なく、今日からできる最強の健康習慣

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