① 健康診断の基本的な問題
・健康診断で「異常」と言われても、必ずしも病気とは限らない
・多くの人が「異常=病気」と思い込み、不安になりやすい
② 「経過観察」の本当の意味
・「経過観察」=
すぐ治療が必要ではないが、様子を見てOK
・実際は
・受診するかどうかは本人の判断
・1年後の再検査でも問題ないケースが多い
・施設側のリスク回避として使われることもある
③ 闇①:5%の人は必ず「異常」になる
・基準値は「健康な人の95%が入る範囲」
・つまり
→ 残り5%は健康でも異常扱いになる
・基準値=正常/異常の境界ではない
④ 闇②:検査項目が増えるほど異常が増える
・1項目だけなら異常は約5%
・20項目あると
→ 約64%の人がどれかで異常になる
・健康でも引っかかるのが普通
⑤ 闇③:BMIと健康の矛盾
・一般基準:BMI 18.5〜25が正常
・しかし実際は
・BMI25前後が最も死亡率が低い
・痩せすぎもリスクあり
・基準値=最も健康とは限らない
⑥ 闇④:病院によって結果が変わる
・検査方法・機器・採血の違いで数値が変動
・最大で約30%の差が出ることも
→ 比較は「同じ病院」で行うのが重要
⑦ 闇⑤:基準値の元データが不明確
・若い健康な人のデータが基準になっていることがある
・年齢・人種差が反映されていない場合も
・→ 高齢者には当てはまらない可能性
⑧ 闇⑥:病気は0か100かではない
・数値は連続的に変化する(グラデーション)
・例:
・血圧や血液データは少しずつリスクが上がる
・1回の数値より「変化の傾向」が重要
⑨ 正しい健康診断の見方
・異常値でも過度に不安にならない
・重要なのは:
・毎年同じ場所で検査する
・過去との変化を見る
・上昇・悪化の傾向をチェックする
まとめ
・健康診断は大切だが、
結果をそのまま鵜呑みにするのは危険
・異常値=病気ではない
・「基準値」「経過観察」の意味を理解し、
冷静に自分の体の変化を見ていくことが重要
YouTube 伊勢呂哲也 / 医師「泌尿器科・消化器内科」より